SOR 03
エンディングA
銀山 が投票フェイズで
最多票を集めて拘束された
※以下のエンディングは
「金子」のプレイヤーに読んでもらいましょう
拘束された銀山は、必死になって支離滅裂な言葉を叫んでいた。
綺麗な顔に狂気を浮かべる彼を、私は冷めた目で見つめる。
何を口走ろうと、こいつは虹村を殺した悪人だ。私自身の手で裁きをくだしてやりたいが、それは難しいだろう。
「警察に連絡を入れよう。あとは、私達の出る幕じゃない。」
そう提案して白石に視線を送ると、彼はスマホを取り出して110番をコールした。
警察が来るまでの間、私は合宿に参加してくれた者達に頭を下げ、こんな騒動になってしまったことを詫びた。
「よかったら、もう一度、君達を合宿に招待させてくれ」
今回の合宿は失敗だ。
虹村を断罪することはできなかったし、この中に居る悪人を見つけ出して裁くのにも失敗した。
それに、今回の事件で私が『SOR学園生徒の連続失踪事件』の犯人であると勘付いた者が居るかもしれない。
次回の合宿で同じメンバーを集め、怪しいものは全員排除しなければ……お父様におねだりすれば、また都合のいい別荘を用意してくれるはずだ。
しばらくして警察が到着し、現場検証が行われた。
やはり虹村を殺した犯人が銀山であることは間違いないようだった。
警察に連行されていく彼は、最後の最後まで狂ったように暴れまわっていた。
皆が解散した後、私はすぐに別荘内に残った『証拠品』の処分を始めた。ダークヒーローとして愛用したマントやナイフを処分するのは惜しかったが、これが見つかったら私も少年刑務所行きだ。
そうだ。『証拠品』を処分した後は、ヒーロー道具を新調しよう。
より妖しく、より猟奇的で、洗練されたデザインのものに変更するんだ。
世紀のダークヒーローである私にふさわしい格好で、もっとたくさんの悪人を裁いてやる。
それが私に課せられた使命なのだから。
あとがき
マーダーミステリー、SOR学園「かるた様」をプレイしていただき、ありがとうございました。
本作は「SOR学園」と呼ばれる大きな設定の中で、マーダーミステリーのシナリオを組み上げた作品です。
シナリオに重きを置いた前作「ゴーストプレイヤー」と趣向を変え、ギミックを増やしてマーダーミステリーとしてのゲーム性を重視して作成してみましたが、いかがでしたでしょうか?
「楽しかった」と思っていただけた方には、是非とも第一作「無人の放送室」、前作の「ゴーストプレイヤー」そしてこれから作成される予定の「SOR学園シリーズ」をプレイしていただければ幸いです。
さて「かるた様」のシナリオについて、真相を簡単に語りたいと思います。
まず、お互いのキャラクターについて開示すれば、銀山と紫藤が「地底人」であることがわかると思います。
銀山は、地底と地上を繋ぐ「ゲート」を開く為、生贄を用いた儀式を行おうとしていました。そのためには「伝説の楽器」を生贄に捧げる必要があります。銀山は、誰もを魅了し「神の声」とまで称えられる歌声を持つ「虹村」を「生きた伝説の楽器」と思い込み、彼女を殺害して儀式を遂行してしまいます。
しかし、儀式を行い生贄を捧げたにも関わらず「ゲート」は開きませんでした。「虹村」は「伝説の楽器」ではなく、彼女が動画投稿サイトにアップして「神の声」と讃えられていた歌声は、本当は黄瀬のものでした。「生きた伝説の楽器」の正体は黄瀬だったのです。
一方、金子は「罪人を罰するダークヒーロー」に憧れる奇人であり、そのために過去、何人かのSOR学園生徒を殺害しています。白石は金子の凶行を察しながらも静観を続けていましたが「虹村」への殺害に関与していた場合、金子を自らの手で罰しようと考えていました。
緑川には以前、恋人がオカルト研究会の合宿に参加し、失踪したという過去があります。失踪の原因を突き止めようと合宿に参加しましたが、恋人は既に金子の手によって殺害されてしまっています。
その他の人物も何かしらの秘密を抱えておりますので、よければ感想戦を行い、情報を開示しあってみてください。
また、今回は暗号の要素を取り入れましたが、解読することができましたでしょうか?
SOR学園の世界観について曖昧な表現で語っておりますので、よければ解読を行い、そちらの考察も行ってみてください。
今後、SUSHI LABはSOR学園以外のマーダーミステリーシリーズや、インディーズゲームのリリース等、精力的に活動の幅を広げていく予定となっております。
多くの人々を楽しませられるようなコンテンツを生み出していきますので、今後とも私達の活動に目を向けていただければ幸いです。どうぞ、よろしくお願いいたします。





