SOR 03
エンディングC
銀山 が拘束されておらず
銀山 がアクションフェイズで
紫藤 ・ 黄瀬 以外を捕縛した
※以下のエンディングは
「紫藤」のプレイヤーに読んでもらいましょう
銀山が勝利の雄たけびをあげ、捕らえた者の胸にナイフを突き立てた。
飛び散る鮮血が別荘のフローリングを真っ赤に染めていく。私はそれを見て、妙な胸騒ぎがした。
計画は順調に進んでいる。これで、地底へのゲートが開き、私と銀山は地底王国再興の功労者となる。なにより、家族を薄暗く息苦しい地底から出してやることができる。それなのに、どうしてだか嫌な予感が消えてくれない。
しばらくして、私は気づいた。ゲートが開く予兆が、一切起きていない。違和感に気づき焦る銀山を、みんなが取り囲みはじめる。
私達の任務は失敗したのだ。
私は、静かに息を殺して、ゆっくりと後ずさる。
助けるべき? 黙って見殺しにする? それとも、ここから逃げる?
私が逡巡していると、銀山がナイフを振り回し叫び始めた。
この中に居る「仲間」に対し、早く助けろと吼えた。すぐにでも名前が呼ばれる気がして、私は衝動的に近くにあった椅子を掴み上げて銀山の頭にたたきつけた。
床に倒れ、意識を失った銀山を見下ろして私は大声を出す。
「早く警察に連絡して!」
しばらくして、銀山は手足を拘束され、意識を失ったままの銀山が警察に連行されていった。
私は罪悪感を振り払うように、心の中で誓った。
あなたの代わりに、私が任務を果たして見せる、と。
警察の現場検証により、虹村を殺した犯人は銀山であると特定された。
私は学園生活を続けながら、次なる機会を探っている。
あの日、合宿に参加した者達の中に、本当に『伝説の楽器』は存在したのだろうか?
金子、白石、青木、赤城、黄瀬、緑川、黒田……
この中の誰かがそうだとしたら、今度は私が彼らを供物にする必要がある。
ナイフをその身に突き立て、臓腑を切り裂き、命を奪わなければならない。
私にできるだろうか……いや、やるしかないのだ。
でなければ、地底に残してきた家族はどうなる? 幼い妹と弟の未来は?
「待っててね、お姉ちゃんが、みんなの未来を取り戻して見せるから」
私は決意を固めるように呟いて、儀式のための計画を練り始めた。
あとがき
マーダーミステリー、SOR学園「かるた様」をプレイしていただき、ありがとうございました。
本作は「SOR学園」と呼ばれる大きな設定の中で、マーダーミステリーのシナリオを組み上げた作品です。
シナリオに重きを置いた前作「ゴーストプレイヤー」と趣向を変え、ギミックを増やしてマーダーミステリーとしてのゲーム性を重視して作成してみましたが、いかがでしたでしょうか?
「楽しかった」と思っていただけた方には、是非とも第一作「無人の放送室」、前作の「ゴーストプレイヤー」そしてこれから作成される予定の「SOR学園シリーズ」をプレイしていただければ幸いです。
さて「かるた様」のシナリオについて、真相を簡単に語りたいと思います。
まず、お互いのキャラクターについて開示すれば、銀山と紫藤が「地底人」であることがわかると思います。
銀山は、地底と地上を繋ぐ「ゲート」を開く為、生贄を用いた儀式を行おうとしていました。そのためには「伝説の楽器」を生贄に捧げる必要があります。銀山は、誰もを魅了し「神の声」とまで称えられる歌声を持つ「虹村」を「生きた伝説の楽器」と思い込み、彼女を殺害して儀式を遂行してしまいます。
しかし、儀式を行い生贄を捧げたにも関わらず「ゲート」は開きませんでした。「虹村」は「伝説の楽器」ではなく、彼女が動画投稿サイトにアップして「神の声」と讃えられていた歌声は、本当は黄瀬のものでした。「生きた伝説の楽器」の正体は黄瀬だったのです。
一方、金子は「罪人を罰するダークヒーロー」に憧れる奇人であり、そのために過去、何人かのSOR学園生徒を殺害しています。白石は金子の凶行を察しながらも静観を続けていましたが「虹村」への殺害に関与していた場合、金子を自らの手で罰しようと考えていました。
緑川には以前、恋人がオカルト研究会の合宿に参加し、失踪したという過去があります。失踪の原因を突き止めようと合宿に参加しましたが、恋人は既に金子の手によって殺害されてしまっています。
その他の人物も何かしらの秘密を抱えておりますので、よければ感想戦を行い、情報を開示しあってみてください。
また、今回は暗号の要素を取り入れましたが、解読することができましたでしょうか?
SOR学園の世界観について曖昧な表現で語っておりますので、よければ解読を行い、そちらの考察も行ってみてください。
今後、SUSHI LABはSOR学園以外のマーダーミステリーシリーズや、インディーズゲームのリリース等、精力的に活動の幅を広げていく予定となっております。
多くの人々を楽しませられるようなコンテンツを生み出していきますので、今後とも私達の活動に目を向けていただければ幸いです。どうぞ、よろしくお願いいたします。





